ガスヒートポンプ（ＧＨＰ）

GHP（ガスヒートポンプ）とは？

GHP（ガスヒートポンプ）は、コンプレッサーの駆動をガスエンジンで行い、エンジン排熱を利用することで、効率的でパワフルな暖房を実現するシステムです。
また、個別制御運転や、空調料金按分が行えるほか、バリエーションも豊富で、様々な用途に対応できます。

GHP（ガスヒートポンプエアコン）のしくみ＆メリット

GHPはエアコンの心臓部をガスエンジンで駆動します。

エアコンの冷暖房は、冷媒をコンプレッサーによって循環（ヒートポンプサイクル）させることで行います。
これは電気ヒートポンプエアコン（EHP）もガスヒートポンプエアコン（GHP）も同じです。違いは、エアコンの心臓部ともいえる室外ユニット内のコンプレッサーを電気モーターで動かすか、ガスエンジンで動かすかという点だけですが、この違いこそが、GHPならではの快適な冷暖房を実現し、数々のメリットを生み出す最大の特徴となっています。

【暖房イメージ図】

GHPの環境性

GHPは節電に貢献しています

GHPはエネルギーの使い分けで電力削減に貢献できます

GHPは電気ではなくガスで空調を行うため、電気ヒートポンプ（EHP）に比べて、消費電力量が大幅に少なくなり、電力需要抑制に大きく貢献します。また、契約電力量が下がるので、電力基本料金を抑えること（デマンドカット）ができます。

GHPはライフサイクルの視点で環境に配慮しています

エンジンオイル交換不要で廃油処理不要

長寿命のオイル開発により、定期点検時のエンジンオイル交換が不要です（補充のみ）。
オイルの省資源化だけでなく、定期点検時に使用済みの廃油処理が必要なため、環境にやさしいシステムです。

ガスはロスの少ないエネルギーです

ガスはお客さまのもとでそのまま使うため、エネルギーロスの少ない効率のよいエネルギーです。
GHPは、効率のよいガスを使った分散型エネルギーです。

【ガスと電気のエネルギー比較】