天然ガスのメリット

環境性

温室効果ガスには、二酸化炭素(CO2)、メタン、一酸化二窒素、フロン等が挙げられますが、これらのうち、地球温暖化に与える影響は、排出量の膨大なCO2が6割を占めるとされています。 当社の供給する都市ガスの原料になっている天然ガスは、硫黄を含まず、炭素含有量の少ないメタンを主成分とすることから、都市ガス燃焼時において硫黄酸化物(SOx)は、ほとんど発生しません。また石油と比較すると、CO2は約7割程度、光化学スモッグや酸性雨などの環境汚染を引き起こす窒素酸化物(NOx)が6割以下のため、環境負荷の少ないクリーンエネルギーといえます。

エネルギーの地産地消

日本で消費する天然ガスのうち、96%は海外から輸入されるLNG(液化天然ガス)に依存しています。しかし、当社で使用している都市ガスには、苫小牧で産出された「苫小牧産天然ガス」を使用。産出された天然ガスは、パイプラインで直接お客さまのもとへお届けしているため、輸送時のコストやCO2排出量を抑えることができます。 苫小牧は、天然ガスにより「エネルギーの地産地消」が実現できる数少ない地域なのです。



供給安定性

天然ガスは世界各地に豊富に埋蔵されています。近年、北米を中心に、シェールガスを含む「非在来型」の天然ガス開発が進んでいます。
これは技術革新によって、これまで採算が合わなかった資源開発の商業化が可能となったためで、より安価な天然ガスが、安定的に得られる可能性が広がり、「供給安定性」は大きく向上しています。 

 

 

高い安全性

天然ガスは、空気より軽く(対空気比重0.65)低所に滞留せず、上方に拡散します。
他燃料に比較して燃焼することができる空気中の燃焼濃度の下限が約4.5%と高く、また自然発火温度も高いことから安全性の高いエネルギーと言えます。




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